小美玉市議会 > 2021-06-09 >
06月09日-02号

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  1. 小美玉市議会 2021-06-09
    06月09日-02号


    取得元: 小美玉市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年  6月 定例会(第2回)          令和3年第2回小美玉市議会定例会議事日程(第2号)                     令和3年6月9日(水)午前10時開議 日程第1 一般質問 日程第2 追加議案上程      議案第67号 工事請負契約の変更契約の締結について  (提案理由の説明)  (散会)出席議員(19名)     1番  戸田見良君       2番  香取憲一君     3番  長津智之君       4番  島田清一郎君     5番  村田春樹君       6番  木村喜一君     7番  植木弘子君  (副議長) 8番  石井 旭君     9番  幡谷好文君      10番  谷仲和雄君    11番  長島幸男君      12番  岩本好夫君    13番  福島ヤヨヒ君     14番  小川賢治君    15番  大槻良明君      16番  田村昌男君 (議長)17番  笹目雄一君      18番  市村文男君    19番  荒川一秀君欠席議員(1名)    20番  野村武勝君---------------------------------------説明のため出席した者 市長          島田穣一君   副市長         岡野英孝君 教育長         加瀬博正君   市長公室長       倉田増夫君 企画財政部長      金谷和一君   総務部長        礒 敏弘君 危機管理監       石井光一君   保健衛生部長      鈴木定男君 福祉部長        藤田誠一君   教育部長        中村 均君 産業経済部長      矢口正信君   消防長         池崎利久君---------------------------------------議会事務局職員出席者 議会事務局長      戸塚康志    次長          菊田裕子 書記          菅澤富美江   書記          深作 治 書記          富田 成     午前10時23分 開議 △開議の宣告 ○議長(笹目雄一君) おはようございます。 議場内の皆様にお願いします。携帯電話は、マナーモードにするか、電源を切るようお願いします。また、写真、ビデオの撮影や録音の行為は禁止されております。 なお、議会広報作成のため、事務局職員による写真撮影は許可しましたので、ご了承願います。その他、傍聴規則を遵守して傍聴するようお願いします。 ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(笹目雄一君) 日程第1、一般質問を行います。 通告に従い、順次発言を許します。--------------------------------------- △長島幸男君 ○議長(笹目雄一君) 長島幸男君。     〔11番 長島幸男君 登壇〕 ◆11番(長島幸男君) おはようございます。 11番、長島幸男、通告に従い一般質問をいたします。 1項目、公共施設建築物系個別施設計画について。 公共施設建築物系個別施設計画は、公共施設等総合管理計画に基づき具体的な行動計画として策定され、令和3年度から令和42年度までの40年間、10年ごとに具体的な実行計画を示し、計画のローリングについては、5年ごとに個別施設計画の進捗状況を検証し、必要に応じて改善、見直しを図っていくこととしております。そして、市が所有する公共施設の延べ床面積を40年間で30%削減することを目標にしております。 質問の第1点目、個別計画の10年間、2021年から2030年の年次計画は示されているが、直近の今年度、今後2年から3年の計画を具体的にお伺いいたします。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 礒総務部長。     〔総務部長 礒 敏弘君 登壇〕 ◎総務部長(礒敏弘君) 改めまして、おはようございます。お疲れさまです。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、長島議員ご質問の1点目、公共施設建築物系個別施設計画についてお答えいたします。 本計画は、長期の整備費用、将来を見据えた段階的な再編の方向性を踏まえた今後40年間という長期的な計画となっており、10年ごとの具体的な実行計画をお示ししております。 その中で今年度の取組でございますが、新設する施設としましては、令和4年4月開校予定の小川北義務教育学校の校舎、小川北学区放課後子どもプラン、そして、羽鳥地区の第3分団消防機庫がございます。また、耐震基準を満たしている竹原小学校の体育館につきましては、建物の耐久性を高めるため改修工事を実施いたします。 次に、解体となる施設でございますが、平成20年度に閉園いたしました橘幼稚園と、平成30年度に閉校となりました橘小学校の校舎、そして、今年3月に閉校となりました玉里小学校及び玉里中学校の校舎、そして旧竹原小放課後子どもプランがございます。 なお、来年度以降、今後2・3年の取組の予定でございますが、具体的な実施時期については、現在調整を行っているところでございます。今後、計画の進行管理を行っていくに当たりまして、財政状況等も踏まえつつ、また、施設ごとの対策の内容や実施時期に応じて、市民の皆様や施設利用者の方々に対しましては、周知や説明を行いながら取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解を賜りますようお願いいたしまして、答弁といたします。 ○議長(笹目雄一君) 長島幸男君。 ◆11番(長島幸男君) 答弁ありがとうございました。 それでは、再質問を数点お聞きします。 1つとして、過去2・3年の改修工事に充てた費用は年間どのくらい、また今後、年間の基本的な費用はどのくらいになっているか答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) 礒総務部長。     〔総務部長 礒 敏弘君 登壇〕 ◎総務部長(礒敏弘君) それでは、再質問にお答えいたします。 まず初めに、直近2年間の公共施設の整備、改修に関する金額でございます。平成30年度につきましては約24億4,000万円、また、令和元年度、令和1年度が約12億8,000万円で、これら公共施設に係る投資的経費でございます。整備に要した費用でございます。 また、公共施設整備、改修等にかけられる年間予算についてでございます。これにつきましては、中期財政計画に基づきシミュレーションを行った結果、公共施設に係る投資的経費といたしまして、財政制約ラインを年間11億円と設定しておりますので、こちらが目安になってくるかと思います。 以上、再答弁といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) 長島幸男君。 ◆11番(長島幸男君) ありがとうございました。 次に、個々の施設の優先順位の考え方、また、評価の基準はどのようにされているのかをお聞きします。 ○議長(笹目雄一君) 礒総務部長。     〔総務部長 礒 敏弘君 登壇〕 ◎総務部長(礒敏弘君) それでは、まず最初に、個々の施設ごとの対策の優先順位の考え方についてでございますが、建築物系個別施設計画の策定に当たりましては、施設の建築年度や技術者による現地調査により施設の劣化状況を整理いたしまして、維持管理、更新等に係るコストや時期の見通しについてシミュレーションを行うとともに、その施設が果たしている役割や利用状況、人口減少の社会情勢も踏まえまして、それぞれの施設所管課において十分に検討したものを総合的に判断し、今後40年間の方向性を10年ごとに整理しております。 また、建築物系個別施設計画の策定に当たりましては、施設の基本情報である建築物情報一覧を整理しておりますので、これを活用し、将来的には固定資産台帳や各担当課が整備いたします各種台帳等とも連動を図りながら、施設情報の一元管理ができるように努めてまいりたいと思います。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) 長島幸男君。 ◆11番(長島幸男君) 次に、これらの計画について固定資産台帳、これらの整備が重要だと思われますが、現在、どの部署で総括というか管理しているのかお聞きしたいと思います。
    ○議長(笹目雄一君) 礒総務部長。     〔総務部長 礒 敏弘君 登壇〕 ◎総務部長(礒敏弘君) この台帳につきましては、現在、総務課の方で管理していると思います。 以上でございます。 ○議長(笹目雄一君) 長島幸男君。 ◆11番(長島幸男君) 次に、今後40年間の計画について、これらの財源の確保について、本市の財政状況は市税の安定した財源の確保にはまだ至ってはいないと思います。これからどのような計画をされているのか答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) 礒総務部長。     〔総務部長 礒 敏弘君 登壇〕 ◎総務部長(礒敏弘君) それではお答えいたします。 先ほど、中期財政計画に基づきまして、財政制約ライン年間11億円と設定してございますが、それに従いまして今後いろいろ財政状況等も変化もあると思いますが、そういった金額をベースに今後よく検討をしていく、また、関係各課とも協議をして進めていきたいと思いますので、ご理解のほどお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) 長島幸男君。 ◆11番(長島幸男君) 今、答弁をいただきましたが、具体的な答弁ではないのかなと思います。 個別には、基金の積立てとか未利用財産というんですかね、これらの売却とか貸付けとか、そのほか市債ですね。それと、公共施設等適正管理推進事業債という、借入れというか、そういうものもあると思うんですが、そういうものをよく調査しまして、この計画どおり進むようにお願いしたいと思います。 また、最初の答弁で、2年後、3年後の取組について、具体的な時期については現在調整中というようなことですが、予算の財源の予定もあり、せめて進行計画されていなくてはなと、こう思っております。各自治体の計画を見てみますと、2・3年後の計画はおおむね示されているところが大部分であります。 総合管理計画では、更新費用は40年間で471億円、年平均11億8,000万と相当な金額になります。費用の平準化を基本としても、財源の確保は相当厳しいものと思われます。確実な進捗管理を行い、効率的な財政運営を行うことが必要じゃないかなと、こう思われます。 以上で1項目めの質問は終わりにします。 2項目め、介護保険制度について。 介護保険制度は、在宅介護を応援する制度です。深刻化する少子化、生活習慣、家族形態の変化等の背景から、2000年にスタートをしました。現在では約600万人の方が利用し、介護を必要とする高齢者を支える制度として定着しております。3年ごとに見直し、改正され、今年も第8期、4月と8月に改正をされます。 それでは、1点目の質問。 今回の主な改正点はどのようなものなのか。 2点目、65歳以上の介護保険料はどのように推移をしておりますか。本市の保険料は、全国、他市町村と比較しどのような位置にあるのかお伺いをいたします。 3点目、介護保険料滞納者はどのくらいいるのかお伺いします。長期滞納者に対し、資産差押え処分等を実施している自治体があるが、本市ではどのような対応をしておりますか、答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 藤田福祉部長。     〔福祉部長 藤田誠一君 登壇〕 ◎福祉部長(藤田誠一君) それでは、長島議員のご質問の介護保険制度についてお答えいたします。 ご質問の1点目、今回の主な改正点でございますが、近年の自然災害発生状況新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえ、災害や感染症対策に係る体制整備が第8期の新たな取組として追加されました。また、団塊の世代が75歳以上となる2025年、及び団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年を見据えたサービス基盤の整備や、ICT等を活用し地域包括ケアシステムを支える介護人材確保及び業務効率化、認知症施策推進大綱を踏まえた認知症施策の推進に係る取組の強化、介護予防・生活支援サービス事業の対象に一部の介護認定者を追加するなどが、主な改正の内容となってございます。 このため、全てのサービスの基本報酬が全体で0.07%引き上げられており、本市の介護保険料も改正となったところでございます。 次に、2点目の65歳以上の介護保険料はどのように推移し、本市は全国、他市町村と比較しどのような位置にあるかでございますが、まず、本市の基準月額保険料の推移は、第6期及び第7期はともに5,250円でございました。第8期は5,350円となり、第7期と第8期を比較いたしますと100円の引上げとなっております。 また、第8期の全国平均保険料は6,014円となっており、県平均は5,485円で、県平均と比較すると135円低く、県内44自治体中、高額順に並べますと27番目となっております。 なお、保険料の算出に当たっては、全ての自治体共通の計算式により、令和3年度から令和5年度に見込まれる介護サービス介護予防事業に係る費用に対し、保険料収納率の見込みを勘案し、65歳以上の人口で割ることで算出されております。 次に、3点目の介護保険料滞納者はどのくらいいるのかでございますが、6月1日現在の延べ滞納者数は629名で、滞納額は約2,220万円となっております。 議員ご質問の資産差押え処分につきましては、現在、市では対応はしてございませんが、滞納者には催告書通知を発送するとともに、滞納期間によっては、介護サービス利用の保険給付率の減額や高額介護サービス費等が支給されないなどの不利益処分を受けることがあることをお知らせし、納付のお願いをしております。 なお、介護保険料の納付者は高齢者が多いことから、今後も、納付者のご理解が得られるよう、分かりやすい資料の提示や説明により、適正な時期での納付をお願いしてまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 長島幸男君。 ◆11番(長島幸男君) ありがとうございました。 今、部長のほうから答弁がありましたが、本市は全国平均、それと県平均、それよりも低いほうということで、やはり介護予防等いろいろな事業をやっていまして、そういう効果が出ているのかなと思っています。引き続きよろしくお願いしたいと思います。 とはいっても、毎回、保険料は上がっています。その主な理由を、答弁を求めたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 藤田福祉部長。     〔福祉部長 藤田誠一君 登壇〕 ◎福祉部長(藤田誠一君) 再質問の介護保険料引上げとなった主な要因につきまして答弁させていただきます。 まず、高齢者数の増加に伴い、介護サービスを受ける方やサービス料の増加が考えられます。また、介護の人材確保のため介護人材の処遇改善加算が手厚くなり、その結果、介護報酬の改正があったことなどが主な要因と考えております。 以上であります。 ○議長(笹目雄一君) 長島幸男君。 ◆11番(長島幸男君) ありがとうございました。 理由については、これは本市だけではなくて、全体的に今のような理由で保険料が上がっているというようなことです。また、そのほかについても、先ほどお話しましたように健康な人、まだ介護認定を取っていない人、これらについても介護予防というようなことで、市のほうで今以上にいろんな施策というか、そういうものをして頑張っていただくようにお願いしたいと思います。 次に、保険料の滞納についてですが、基本的には、この保険料は、65歳以上の方は年金からの天引きというのが大部分でありますが、年金額の少ない方、18万以下の方については普通納付というようなことになっています。それで、先ほど答弁いただきましたように、本市でも滞納者が629名、滞納額で2,220万ということになっているようですが、これについては多いのか少ないかはちょっと私の方でも分からないんですが、65歳以上の方は小美玉市で1万何千人かいると思いますが、その中の629名というようなことだと思います。 平成30年度、資産差押え処分を受けている高齢者は全国で1万9,221人と、前年度より3,000人超増えていると。ここ、過去最多を更新しているということですね。65歳以上で働いている方は約900万人、そのうち約半数がパートと非正規職員雇用というようなことのようですね。また、昨年からのコロナ関係のために景気低迷、そういうことで、高齢者の家計はさらに苦しくなっているというようなことです。 滞納にはやはり面談して、どういう理由か調査をしていると思うんですが。やはりそのまま放っておくと時効というのが2年間ですかね、入っていなければ時効というような形になると思うんですが、そういう中で、やはり本当に経済的に困っている方については介護保険料の減免制度、そういうものもあるし、また、それ以上の場合には生活保護というのもありますので、そこら辺、担当の方にもよくお話しして、今後取り組んでいっていただきたいなと、こう思っています。 次に3点目、おみたまヨーグルトまつりの新設について。 本市は、乳製品・乳生産量県内第1位を誇る酪農のまち、早くから6次産業化に取り組んで、小美玉産生乳100%の無添加ヨーグルト、おみたまヨーグルトを作り上げ、現在は付加価値をつけることだけではなく、地域振興や健康づくりにも生かされております。 平成30年10月には、「第1回全国ヨーグルトサミットin小美玉」に全国の乳業メーカーなどが参加し、2日間で3万9,000人の来場者があり、盛況のうちに終わることができました。翌19年には岡山県真庭市で第2回を開催、昨年はコロナウイルス問題が起きて見送られましたが、今年は、岩手大会が予定されているようです。 最初の1回だけではなく、大成功裏に終了しており、本市は生乳生産量県内第1位を誇る酪農のまちであり、1回限りではもったいなく、加工乳、ヨーグルトの消費拡大、販売促進のためにも、引き続きヨーグルトまつりを開催してはと提案をいたします。答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 矢口産業経済部長。     〔産業経済部長 矢口正信君 登壇〕 ◎産業経済部長(矢口正信君) 長島議員のご質問にお答えいたします。 ただいま議員からご紹介がございました全国ヨーグルトサミットでございますが、全国の特色あるご当地ヨーグルトが一堂に会する日本最大級のヨーグルトイベントで、昨年はコロナ禍により延期となりましたが、今年9月に、岩手県滝沢市において第3回が開催される予定で、今後とも、全国のヨーグルト産地の情報交換の場として、それぞれの地域の特色を生かし、継続的に開催されることを期待しているところです。 長島議員から提案のありましたおみたまヨーグルトまつりでございますが、現在、空のえき「そ・ら・ら」において市の特産物をテーマとしたイベントは、6月の牛乳まつりと11月のたまごまつりを開催しておりますが、ヨーグルトをテーマとしたイベントは、令和元年7月に、空のえき「そ・ら・ら」において、全国ご当地ヨーグルトマルシェを開催いたしました。また、今年は小美玉ふるさと食品公社が設立30周年を迎えるため、今月26、27日に、空のえき「そ・ら・ら」ヨーグルトハウスにおいて30周年キャンペーンが開催されます。 今後の企画については未定でございますが、小美玉ふるさと食品公社と連携し、おみたまヨーグルトと小美玉市の知名度向上とイメージアップ、空のえき「そ・ら・ら」のにぎわいづくりにつながるような企画を実施してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(笹目雄一君) 長島幸男君。 ◆11番(長島幸男君) ありがとうございました。 小美玉ふるさと食品公社は「そ・ら・ら」に工場、売店があります。いろいろなアイデア商品を開発し、人気を得ております。新聞等でも紹介をされております。先日「そ・ら・ら」にて、かすみがうら市から来た子ども連れの方と会いました。ソフトクリームを子どもが好きでよく来ていると、そういうようなお話がありました。「そ・ら・ら」においては数年前から牛乳王国まつりが開催されておりますが、それと併合するか別にするかは検討課題であると思いますが、先ほど部長からのお話がありましたように、今後ともよろしくお願いをいたします。 以上で私の一般質問は終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(笹目雄一君) 以上で長島幸男君の質問を終わります。 この際、議事の都合により午前11時10分まで休憩といたします。     午前10時57分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(笹目雄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △長津智之君 ○議長(笹目雄一君) 次の通告者の発言を許します。 長津智之君。     〔3番 長津智之君 登壇〕 ◆3番(長津智之君) 議席番号3番、長津智之でございます。 通告順に従いまして一般質問を行います。 それでは、早速質問に入ります。 まず、新型コロナウイルス対策事業について伺います。 1つ目は、感染対策等について3点ほどお聞きいたします。 まず、感染対策についてですが、飛沫感染や接触感染がほとんどと思われることから、外出時はマスクを着用する、家の中でも咳エチケットを心がける、さらに、家や事務所等の換気を十分にするなど、3密の回避を徹底的に市民にお願いしていると思われます。しかしながら、県内の各市町村でもいまだに感染者が増加しており、クラスター等が次々に出ております。まだまだ感染防止の喚起が必要かなと思っております。 そこで、1点目、本市は外国人の労働者に対して、これは農家の研修生等も含めてのことでございますが、どのように感染予防の対策や注意喚起を行っているかをまず伺います。 次に、市関係の広報紙やお知らせ版、市役所から出るチラシ等の地区配布物の感染予防対策はどのようにしているのか伺います。 また、小美玉市役所内でも感染者が出ましたが、対応等については茨城県より指導があり、それを遵守して対応してきたと思いますが、市民に直接接する機会が多い市職員ですので、市民の皆さんが来庁されたとき、お互いに安心感を持って対応するには、関係課の職員のPCR検査等々が必要と思いますが、どのような対策をしたか伺います。 次に、ワクチン接種について伺います。 本市も、新型コロナウイルスワクチン接種が始まりました。全国の市町村が住民の生命を守るという大きな使命を持ち、各自治体が全力で実施していると思います。頑張って、職員の皆さんお願いいたします。 そこで、何点か質問をいたします。 まず、1点目、高齢者の接種を5段階にした基本的な理由と、現在行っている接種状況や予約状況について、段階別にお聞かせ願いたいと思います。 次に、2点目の医療従事者や消防職員等の接種状況については、現在もう全員終わっているのかお伺いいたします。 3点目の高齢者接種で、体調変化により予約当日に接種不可となるなど、予定どおりに接種ができない、ワクチンの廃棄が生じることがないようにするために、キャンセル時の優先接種者はどのような方々を予定しているのか、その点について伺いたいと思います。 最後に、65歳以下の接種者に対しての接種方法、集団接種・個別接種などを含め、今後の予定と、どのくらいの時期に終わるか、その目途についてお伺いをいたします。 以上、答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 鈴木保健衛生部長。     〔保健衛生部長 鈴木定男君 登壇〕 ◎保健衛生部長(鈴木定男君) それでは、長津議員のご質問についてお答えいたします。 1点目、外国人労働者(研修生も含む)等に対する周知や対策についてでございますが、外国人労働者へのコロナウイルス感染症予防の現状に関しましては、言葉の壁や文化、生活習慣の違いがある中、感染予防に必要な情報を伝えるため、雇主の方々は様々な工夫をなさっていることと思います。しかしながら、共同生活する寮や勤務している事業所において、クラスターが発生しているところもございます。 このような状況の中で、6月3日の官房長官の記者会見におきまして、在留外国人の感染予防を支援するため、情報発信の迅速化、職場での感染予防の徹底、医療機関を受診する際の相談体制の強化、円滑なワクチン接種の連携などについて、各省庁に指示がされたとの報道がございました。 小美玉市におきましても、今後はそういった関係省庁の動向や情報提供を注視しながら、市としての対応が遅れることなく、取り組んでまいりたいと思っているところでございます。 そこでまず、外国人実習生へのコロナ対策状況でございますが、市の農政課としましては、JA新ひたち野に対しまして、外国人研修生について感染予防の注意喚起を行い、その対応につきまして、ガイドラインを市ホームページに掲載しているところでございます。 JA新ひたち野につきましては、中国、タイなどから約40名実習生を受け入れ、小川地区のニラ農家へ派遣しておりまして、JAでは、事業主である農家へ、感染予防対策として消毒、マスク着用、不要不急の外出自粛などの指導をしている状況でございます。 そのほかの状況では、玉川地区のレンコン農家でも実習生を受け入れております。受入れ農家のほうでも感染予防対策を行っている状況でございます。 そのほか、周知方法としましては、ポータブル型翻訳機であるポケトークや、クラウドを活用した通訳機により同時通訳を行うなど、受付時や接種時の対応を予定してございます。また、外国語のボランティア団体などへ、感染症対策やワクチン接種に係るチラシ作成を依頼し、外国人労働者を雇用する団体やボランティア教室を通じ、周知を図ってまいりたいと思っております。 2点目、市関係の広報物の地区配布時の感染対策についてでございますが、現在、広報物の配布は各区でお願いしており、新型コロナウイルスの感染対策については、各区の状況に応じて対応していただいているところでございます。そのような中でも人伝いで受け渡しされていることに対しての感染対策についてでございますが、市の公共施設やコンビニエンスストア等でも入手が可能でございますので、そちらの活用をお願いできればと思います。 今後、区長会、役員会等と連携しまして、協議の上、感染症対策を検討してまいりたいと思います。 続いて、3点目、市役所内の感染予防対策についてでございますが、市職員の勤務時における感染予防対策につきましては、マスク着用の徹底、出勤前の検温、デスク周りやカウンターのアルコール消毒、1時間置きに5分から10分程度、換気を実施しております。あわせて、職員に発熱などの感染の疑いがある場合は、所属長から人事課へ報告の上、国の方針に基づき特別休暇としております。 職員が新型コロナウイルスに感染した際の対応方法については、職員感染者発生時対応マニュアルを作成し、それに基づいて対応しております。 今年4月に職員の感染が判明した際には、保健所から家族以外の濃厚接触者はないとの連絡がありまして、課内等の課員へのPCR検査は行っておりませんでした。今後、職員の感染が確認された際の対応につきましては、保健所との連携を図りながら、関係職員へのPCR検査につきまして適切に対応してまいりたいと考えております。 また、県からの感染拡大市町村への追加時や外出自粛要請などの通知があった際には、インフォメーションにて、勤務時間外の不要不急の外出自粛など、行動に関する注意喚起をその都度行っております。 続いて、2番、ワクチン接種についてご答弁します。 1点目、高齢者接種を5段階にしましたが、現状の状況や予約の進捗状況についてでございます。初めに、5段階にした理由でございますが、やはり集中しないように分けてやると予約がスムーズにいくと、そういった報道もありまして、それにのっとりまして進めたわけでございます。 続きまして、コールセンターの予約状況でございますけれども、85歳以上では、対象者約2,400人のうち43.6%、80歳から84歳では、対象者約2,200人のうち49.8%が予約済みでございます。75歳から79歳は、予約を6月8日から開始いたしました。70歳から74歳、それから65歳から69歳のグループに対しましては、茨城県の大規模接種の案内発送と並行して、小美玉市の集団接種と個別接種の案内を送付してまいります。 なお、茨城県の大規模接種の日程のほうが決定されまして、小美玉市での接種につきましては、6月20日からスタートするということとなりました。早速、予約ができるように案内状を通知しまして、予約ができるようにしていきたいと思っております。本日、通知をするというようなことになっております。 それから、ワクチンの入荷状況ですが、6月7日までの入荷済みとしまして、医療従事者用は2箱2,000回分、高齢者用12箱1万4,000回分が入荷しております。今後、6月下旬までに、あと11箱1万2,800回分が入荷予定として示されております。 続いて、2点目の医療従事者や消防職員等の接種状況と今後の予定についてでございますが、医療従事者の1回目接種は完了しまして、2回目の接種につきましては約84%完了してございます。また、消防職員の接種につきましては完了となっております。 3点目、高齢者接種のキャンセル時の優先接種者についてでございますが、優先順位としましては、接種券を持っている高齢者、福祉施設従事者、幼稚園・保育園等や小・中学校等や施設の従事者、日常生活に欠かせない業務についている方でございます。なお、今後、市での集団接種会場協力者につきましては、安全・安心な市民への接種を行うため、優先接種を実施したいと考えております。 また、5月31日の官房長官の記者会見で、7月中の高齢者接種完了を条件に、自治体が独自に特定職種などの優先接種順を設定することについて、各自治体の裁量によって柔軟な対応が可能だとの考えが示されております。 これを受けまして、小美玉市といたしましても、福祉施設従事者、小・中学校等や幼稚園・保育園等の施設の従事者、消防団、それから、窓口対応や災害対応で市民の皆様との接触をします市役所職員、そのほか、日常生活に欠かせない業務をしている職種の方につきましても、優先接種を検討させていただきたいと思っているところでございます。 それから、4点目、65歳以下の接種者の今後の予定でございますが、県のそういう大規模接種の状況やら、ワクチンの供給が随分進んでございますので、なるべく前倒し、前倒しで検討しておりまして、65歳以下ですと、早ければ7月半ばあたりから順次、通知を差し上げていきたいと思っているところでございます。 以上で答弁とさせていただきたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 長津智之君。 ◆3番(長津智之君) るるご説明ありがとうございました。 詳細についての説明がございましたので、再質問というより、ここで今日の読売新聞に、県が行う、先ほど部長の説明もございましたが、大規模接種会場へ行く市民の手だてとして、小美玉市がいち早く大型バス3台を出すという報道がありました。これはまさしく県のバスを使う、いろんな個人で行くというよりも、市長の政治判断であると私は思っております。バスですので、密を回避しながら安全に会場まで運んでいただきたいと思っております。いち早く決断した市長に敬意を表し、また、ワクチン接種もスピード感を持って行っていただきたいと思います。これは要望でございます。よろしくお願いしたいと思います。 次の質問に入ります。 次に、通学路の安全対策についてご質問いたします。 今年の4月より玉里学園小・中学校が開園し、現在、小川北小・中学校が来春の開園に向けて工事が進んでおります。教育施設がすばらしくなり、子どもたちの登下校にはスクールバスの導入がなされております。しかしながら、各学校が指定した通学路を歩きで登校・下校するのが基本的であります。その通学路を安全に通える環境づくりが必要かなと思っております。それには、通学路が新たになった学校もあるかと思いますが、通学路マップの見直しなど必要があるかと思います。そして、学校、それから教育委員会、それから、これは市役所建設部の道路の管理課等の共通認識がなければできないということかと思います。これについて、市の通学路の安全対策等をお聞きしたいと思います。ご答弁願います。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 中村教育部長。     〔教育部長 中村 均君 登壇〕 ◎教育部長(中村均君) 長津議員ご質問の通学路の安全対策についてお答えをいたします。 各学校における通学路の安全対策については、小美玉市通学路交通安全プログラムに基づき、各学校において把握している危険箇所の情報を教育委員会が共有するとともに、安全対策に向けた関係部署、関係機関との連携体制により取り組んでおります。 また、統合による新たな通学路につきましては、統合前の段階から、学校等による情報を基に想定される課題・問題点に関して、関係各所との連携によりその対策に取り組んでまいりました。統合後におきましても、新たな危険箇所が判明したときには、同様に、関係各所との連携体制により早期の対策につなげる取組をしてまいります。 今までの通学路の安全対策をはじめ、統合による通学路の変更に伴う安全対策や、スクールバスの乗降所等までの通学路安全対策につきましても、小美玉市通学路交通安全プログラムによる関係各署との情報共有と連携の体制により、危険箇所の早期対策に向けた取組につなげてまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 長津智之君。 ◆3番(長津智之君) 1点だけ再質問を行います。 管理していく中あるいは要望等の中で、新しい安全マップを早期に整備し、そして通学路を区長申請ばかりじゃなく、やっぱり必要と思われる道路の外側線、あるいはグリーンベルトの修繕、あるいは新しいところにグリーンベルトをするとかいろんな点がありますので、これはもう一度お尋ねしますけれども、学校側、教育委員会側、そして道路を管理する管理課との一体が必要と思われますので、そこのところをスピード感を持ってやっていくのにはどのようにしていけばいいのか、ご答弁願いたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 中村教育部長。     〔教育部長 中村 均君 登壇〕 ◎教育部長(中村均君) 長津議員の再質問にお答えいたします。 長津議員より、安全マップの整備等が有効ではないかというようなご提案をいただいております。私どもも大変有効となるご意見だと思っておりますので、今後、安全マップの整備を早期に検討し、関係各課などと情報連携の体制強化に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 それから、外側線等も引いてもらいたいんだというようなご質問かと思います。こちらにつきましても、要望箇所を早急に確認し、関係者、道路管理者との協議を進めてまいります。 いずれにいたしましても、議員おっしゃるとおり、スピード感を持って子どもたちの安全対策を図ってまいりたいと思いますので、引き続きご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 長津智之君。 ◆3番(長津智之君) 前向きな答弁、大変ありがとうございました。 ここで、通告にはないんですけれども、市民の声として要望いたします。 市長、過日、あってはならない市職員の不祥事がございました。市民の信頼を裏切り、小美玉市の名を汚しました。大変遺憾だと思っております。市執行部におかれましては、あのような事件になった原因究明をきちんと行い、そして、二度と起こらないよう綱紀粛正を徹底し、市民の信頼回復を早急にしていただきたくご要望申し上げますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上をもって質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹目雄一君) 以上で長津智之君の質問を終わります。--------------------------------------- △香取憲一君 ○議長(笹目雄一君) 続いて、次の通告者の発言を許します。 香取憲一君。     〔2番 香取憲一君 登壇〕 ◆2番(香取憲一君) 改めまして、お疲れさまでございます。2番議員、香取憲一でございます。 通告に従いまして一般質問を行います。 冒頭まず、新型コロナウイルス変異株による終息の見えない感染状況、待ちに待ったワクチン接種、疲弊が続き出口の見えない経済状況、そして先般の市役所職員の逮捕事案等、小美玉市を取り巻く状況は、東日本大震災以来の危機と言っても過言ではない状況となっている認識であります。 しかしながら、危機的状況のときにこそ組織や人の真価が問われるという不文律にのっとり、今こそ島田市長、岡野新副市長の強いリーダーシップによって一致団結をして、信頼回復は当然のことながら、加えて、さらに市民の皆様からの行政に対する信用・信頼を増幅できるべく熱く議論を交わしながら、共によき仕事ができれば、必ずやこの難局を乗り越えられると確信をしております。 我々市議会議員も、この一般質問を通して市民の皆様からの多くの声、解決すべき問題や課題を浮かび上げ、解決に向けてのプロセスを公開、共有して進んでいくことが、現状を打破し、市民の皆様の負託に応えることであることを改めて肝に銘じて進んでいく覚悟であります。 では、質問に移らせていただきます。 今回の私の一般質問は、大項目3点について質問させていただきます。 1つ目の質問は、新型コロナウイルスワクチンの接種についてであります。 初めに、現在、市役所業務の中において最も注目を集め、抱える問題のほとんどが初めての案件であり、日々の業務でのご苦労が察するに余りある健康増進課ワクチン接種特別チームのスタッフの皆さんのこれまでの諸準備に対するご苦労に、改めて敬意を表したいと思います。 この質問の趣旨につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種がいよいよ開始されるに当たり、チーム編成から現在に至るまで様々な問題や課題が生じたことにつき、これらの問題をクリアする過程を的確に把握しフィードバックすることは、これからいよいよ本格的に年代別の集団接種、個別接種が開始されるについて、想定される諸問題への対応やリスク管理に対し必ず一助となること。同時に、ともすれば組織内でこれらの情報が完結されてしまいがちな中、この質問を通して、市民の皆様に、ワクチン接種の煩雑な業務をクリアしながら万全の準備で臨もうとしている健康増進課のスタッフの皆さんの様子を少しでもご理解いただければとの思いにより、質問に至りました。 この観点に立ち、以下2問を質問させていただきます。 1点目、ワクチン接種の体制づくりにおいて、これまでの課題・問題は的確に把握できているか。 2点目、ワクチン接種がいよいよ開始されますが、接種後、様々な反応や問合せが予想されることに対し、どのように準備、対応を考えているか。 以上、2点について答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 鈴木保健衛生部長。     〔保健衛生部長 鈴木定男君 登壇〕 ◎保健衛生部長(鈴木定男君) それでは、香取議員のご質問についてご答弁いたします。 1点目、ワクチン接種の体制づくりにおいて、これまでの課題・問題は的確に把握できているかについてでございますが、当初の高齢者に向けた接種予定は、ワクチンが3月下旬に入荷し、4月上旬から接種開始と考え、集団接種に向けたシミュレーションを2月18日に行い、準備を整えておりました。 しかしながら、ワクチンの入荷遅れによりまして、医療従事者向けのワクチンが4月23日に1箱が到着し、2か月遅れの接種開始となった状況でございます。不安視されておりましたワクチンの入荷につきましても、現在では、接種者数に応じた配分量となっていることから、大幅な改善が図られております。 また、医師会との事前打合せの中で、集団接種会場のレイアウトで、副反応発生時の初動体制と救急隊、それから指定病院との迅速な連携、個別接種での感染防止と接種後の待機者への対応などが改善項目とされました。その後、医師会等との協議により改善が図られたところでございます。 2点目、ワクチン接種がいよいよ開始されるが、接種後様々な反応や問合せが予想される、それに対してどのように準備、対応を考えているかにつきましてでございますが、接種券送付時にワクチン接種時の諸注意、副反応につきましての注意を同封して注意喚起をしております。 また、集団接種会場におきましても、受付のときに副反応の説明、接種後に再度、リーフレット「接種した後の注意点」を活用し説明し、配付を行っているところでございます。その内容としましては、当日に気をつけること、起こりやすい副反応の症状や相談先、夜間の相談先等について記載されております。 それから、6月7日に開始しました集団接種についてでございますが、会場では何事もなく無事に接種を終えることができました。引き続き、集団接種会場での感染対策を講じ、安全・安心な接種環境づくりに努めてまいりたいと思いますので、今後ともご指導とご理解のほどよろしくお願いいたしまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 香取憲一君。 ◆2番(香取憲一君) 答弁のほうありがとうございます。 何点かちょっと再質問をさせていただきます。 ただいま答弁を拝聴しまして、これまでの諸準備において、医師会の皆さんとの折衝というのに非常にご苦労をなさったというふうに感じております。これからも、逐次接種が行われるについて医師会の皆さんとの連携というのは非常に重要になっていくと思いますし、その調整というのは、お医者さん方との話合い、調整・連絡となると思いますので、さらにこれは重要なことだと思います。この点について、さらに連携を密にしていくために何か心意気というか、具体的にこういうところを注意していただきたいということがありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 鈴木保健衛生部長。     〔保健衛生部長 鈴木定男君 登壇〕 ◎保健衛生部長(鈴木定男君) ただいまのご質問についてお答えいたします。 小美玉市のほうで医師会が2つありまして、そのどちらとも同じような対応を十分して、そごがないようなことでお伝えしていきつつ、どちらの意見もお聞きしながら進めてまいりたいと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(笹目雄一君) 香取憲一君。 ◆2番(香取憲一君) ありがとうございます。 たしか県央医師会と石岡市医師会だったと思いますが、やはりお医者様、非常に大変な中で、ご自身の患者さんもいる中で、なおかつ、このワクチン接種について同じように対応する、もし対応に差が出てしまうと非常に問題も生じやすくなってしまうというふうに今受け取りましたので、こういう医師会との折衝が一番重要なポイントであるということは、なかなか市民の皆さんて分からないと思います。私もいろいろ拝聴するまでは分からなかったと思いますので、その点につきましては、我々も市民の皆さんに、そういうご苦労があっての今なんだということを少しでも分かっていただけるように、そういうご苦労があって今の体制が進んでいるということを周知していきたいと今感じました。 あともう1点なんですけれども、先ほどの長津議員の質問とちょっとかぶってしまうんですが、キャンセル待ちの件についてなんですけれども、私、事前にいろいろお聞きした中で、各対象となる学校の先生だとか保育士さんだとか、名簿を提出していただいているというふうに聞いております。ただ、ワクチンというのはやはり時間との勝負というふうに聞いておりますので、提出された名簿の中でもその時間との勝負の中で、じゃさらにその中で優先順位を、すぐこの時間に来てもらえるというふうな方の中で打っていただける方というふうに認識をしておりますが、そのさらに細分化された優先順位、これは対象となる方への周知、この時間以内に来ていただける方でしたら打ちますよということの周知も含めて非常に課題になってくると思いますが、見解を伺いたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 鈴木保健衛生部長。     〔保健衛生部長 鈴木定男君 登壇〕 ◎保健衛生部長(鈴木定男君) ただいまのご質問にお答えいたします。 ワクチンは、つくりましたら使える時間が決まっているというところがまずあります。時間との制限があるということですね。ですので、確かに待機の名簿は作らせていただきたいとは思いますけれども、それを捨てるということがあってはならない。また、国のほうでもそういうことはやってはいけないということになってございまして、最終的には近くに声かけ、市役所の職員ということになってしまうんですけれども、そういうことは考えております。 以上です。 ○議長(笹目雄一君) 香取憲一君。 ◆2番(香取憲一君) ありがとうございます。 ワクチンを無駄にせずにということも命題であると思いますので、提出していただいた名簿も大切な名簿だと思います。ゆえに、その情報のほうを徹底して周知していただいて、非常に効率よく、今答弁いただいた近くの方で打っていただける方というのは最終手段だと思いますので、いただいた名簿、エッセンシャルワーカーの方を優先的に、効率よく名簿に基いて接種を完了していただけるように、スムーズにしていただけるようにさらなる努力のほうをお願いしたいと思います。大変な部署だと思いますが、ぜひ、関係各部署と連携を密にしていただいて、迅速にこのワクチン接種が完了することを切に願っておりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。 1点目の質問については以上で終わります。 次に、大項目2点目の教育行政についての質問、統合された小・中学校の現状と課題についてに移らせていただきます。 この質問の趣旨につきましては、平成31年4月に旧小川小、橘小が統合され、新しく小川南小学校がスタートして3年目を迎え、本年4月には旧玉里小、玉里東小、玉里北小が統合され、玉里学園義務教育学校がスタート。そして来年4月には、野田小、上吉影小、下吉影小が統合され、小川北義務教育学校がスタートする予定となっており、小川南小、玉里学園義務教育学校がスタートするについては、教育委員会、開校準備委員会、父兄保護者の皆様、地域の皆々様の並々ならぬご苦労の末に新しい学校がスタートできたことと認識をしております。 既にスタートしている2校については、準備段階で想定していた問題・課題に加えて、想定外の新しい諸問題が生起していることと感じており、各校、これまでにこの新しく生じた諸問題に対しどのようにそれを解決に導いていくのか、また、きたのか。その現状を把握し解決に導くプロセス、組織づくり、情報の公開が非常に重要であると感じ、この問題解決の体制が整うことによって、来年4月に控える小川北義務教育学校のスタート後に生起すると予想される想定外の諸問題に対して、迅速、的確に解決策を講じられるのではないかとの思いから、この質問に至りました。 以上の観点から、以下3点について質問させていただきます。 1点目、スタートして3年目に入った小川南小学校において、統合後、これまでに様々な問題が生じたと思いますが、現時点での課題は何なのか。 2点目、本年4月にスタートした玉里学園義務教育学校について、通学等の問題も含めて様々な問題が生じていると思いますが、現状を伺います。 3点目、統合後に生じた諸問題について、解決へ導くプロセス、組織づくりが重要かつ必要不可欠であると感じますが、見解を伺います。 以上3点について答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 中村教育部長。     〔教育部長 中村 均君 登壇〕 ◎教育部長(中村均君) それでは、香取議員のご質問2点目、教育行政、統合された小・中学校の現状と課題について答弁をいたします。 これまで学校の統合に当たりましては、議員ご承知のとおり、保護者、地区区長、教員、議員を委員として構成する開校準備委員会を組織し、開校までに必要な検討事項について協議を行ってまいりました。平成31年度開校の小川南小学校にあっては、準備委員会では計16回、専門部会では34回、また、本年度開校の玉里学園義務教育学校にあっては、準備委員会で計26回、専門部会27回といずれも多くの会議を重ね、大変長期にわたり検討・協議を行っていただきました。 特に通学体制につきましては、これまでの通学路や通学方法と大きく変更となり、通学での安全面や負担についての懸念から、多くの時間をかけて検討をいただいたところでございます。このような検討を経て開校を迎えたため、両統合校におきましては、現在までに大きなトラブルもなく、子どもたちが安心して学校生活、学習生活を送れていることに対しまして、準備委員会や関係者の皆様に改めて感謝しているところであります。 しかしながら、課題が全くないわけではございません。具体的なことを幾つか申し上げますと、小川南小学校では、これまでの学校文化の違いにより児童同士のコミュニケーションに時間を要したことや、保護者の車による送迎において、学校出入口付近での渋滞、徒歩通学児童との動線がかぶることによる危険な場面などがありました。いずれも、教職員による指導や送迎に係るルールを保護者に徹底していただくなど、現在は解消しております。 また、玉里学園義務教育学校では、遠距離通学児童の通学手段である路線バスにつきまして、定刻に到着できていない日が数日確認されている状況があり、その理由といたしましては、不慣れなバス通学ということで乗車から着座までに時間を要していること、さらには、運行経路上の交通事情などが挙げられます。 この路線バスの運行時刻につきましては、鉄道や航空機などへのスムーズな接続を考慮した時刻として設定されておりますが、現在、運行経路の変更などにより定刻に学校へ到着できるよう、公共交通担当部署や運行事業者と検討を進めているところであり、1学期中もしくは2学期の初めを目途に改善を図ってまいりたいと考えております。 最後に、問題解決へのプロセス、組織といたしましては、小中一貫教育などの教育計画に関しましては、既に設置されております小中一貫教育推進協議会において、情報の共有、取組を進めているところであります。また、開校準備委員会の検討段階において洗い出されたその他の課題についても、各所管と情報を共有し、早期の対策に取り組むこととしております。 このように、総合的な一つの組織、窓口での対応ということではなく、課題に応じて既存の組織を上手に活用しながら対応してまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、本年度は、平成27年度に策定した小中学校規模配置適正化実施計画の最終年度に当たるため、これまでの成果や課題などを再検証した上で、小川北義務教育学校の開校準備に十分に生かしてまいりたいと考えております。議員におかれましては、これまで同様、事業に対するご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 香取憲一君。 ◆2番(香取憲一君) 詳細な答弁ありがとうございました。 何点かちょっと再質問をさせていただきます。 統合後、細かくいろいろ問題はあったにせよ、全般的にはそれの解決を図りながら、クリアをしながら、子どもたちは、今元気に勉強の環境にあるというふうに今ご答弁をいただきました。 その中でもちょっと、私の今の質問は、組織づくりをして問題解決に臨んではどうかという質問の内容だったんですけれども、これ、やはりもう少し掘り下げてちょっと説明をすると、父兄の皆さんが個々の問題において、まず最初にどこにそれを投げかけたらいいのだろうかというところからが、まず、父兄の皆さんも困惑をしているという現状がありました。 これはやはり、今いただいた答弁も含めて、父兄の皆さんにも、こういう体制でいっていますということをまず周知していただくということが非常に重要ではないかなと。途中の経過も含めて周知徹底をしていただくということが、やはりどこまで話が進んでいるのかということが非常に疑心暗鬼になる元になると思いますので、ぜひここの点はそういう観点で進めていただきたいなという思いでいるんですが、いかがでしょうか、見解を伺います。 ○議長(笹目雄一君) 中村教育部長。     〔教育部長 中村 均君 登壇〕 ◎教育部長(中村均君) 香取議員の再質問に答弁をさせていただきたいと思います。 やはり保護者にとりましては、様々な問題が起こった際にどこが窓口になって対応してくれるんだろうというご不安、ご心配は、議員ご指摘のとおりだと思います。私どもといたしましては、これまでどおり各学校で起きた諸問題については、当然その学校、さらには、もちろん私ども教育委員会にも直接ご相談を投げかけていただいても構わないかと思っております。 そうしましたら、私どものほうで様々な関係機関と連携を取りながら、その解決を図ってまいりたいと思いますし、よく言われますことに、その大切なことといたしましては、受けた相談に対して進行管理をしながらそれをきっちりフィードバックできる、そのような仕組みも改めてよく考えてまいりたいと思いますので、以上よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 香取憲一君。 ◆2番(香取憲一君) 答弁ありがとうございます。 もう一点だけなんですが、昨日、玉里学園の父兄の皆さんからちょっと情報をいただきまして、登校完了の時刻が10分繰り下げられて8時20分になったというふうな情報をいただきました。これは、路線バスを使っての、第2便のお子さんたちが時間どおりにどうしても来れないという問題がありましたので、これに対する具体的な改善策の第一歩であったのではないかなと思います。そういうことの経緯も含めてなるべく情報を開示して、こういうふうなわけで解決に至りましたと。冒頭の部長の答弁にもありましたけれども、1学期中には運行経路の変更も含めて現在調整をしてくれているということでありますので、そういった情報も、断片的でも結構だと思いますので、いい意味で皆さんに情報公開をしていただければ途中経過も分かると思いますので、ぜひ引き続きそういう観点で進めていっていただきたいと思います。 来年4月には小川北義務教育学校も開校を控えておりますので、ぜひ組織のシステムとしてこれがスムーズにいけるように、小川北義務教育学校にも対応できるように進めていっていただきたいと切に要望しまして、2番目の教育行政についての質問を終わりたいと思います。ひとつよろしくお願い申し上げます。 ○議長(笹目雄一君) 香取議員、この際、議事の都合により午後1時30分まで暫時休憩といたします。よろしくお願いします。 ◆2番(香取憲一君) 了解しました。     午後12時05分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(笹目雄一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 香取憲一君。 ◆2番(香取憲一君) では、最後の3項目めの消防行政、消防隊員の資格取得と助成についてに移らせていただきます。 この質問の趣旨につきましては、多発する火災や事故、救急出動、その他各種の災害において市民の生命と財産を守るべく日夜活動されている消防本部、常備消防隊員の皆さんが活動・活躍するに当たり、消防車両等、各種装備品を駆使するのに必要不可欠である各種の免許、救急救命士や船舶操縦士等様々な免許がありますが、今回、特に車両免許の取得について現状を把握するとともに、これに対するバックアップ体制の充実を図ることは、命をかけて前面に立つ隊員の皆さんの士気に大きく影響し、効率的な消化活動をチームとして遂行できることに大きく寄与できると感じ、この質問に至りました。 以上の観点から、以下2点について質問させていただきます。 1点目、消防車両の種類、台数とそれらを運転・操作する隊員の免許取得状況を伺います。 2点目は、これらの免許取得助成の現状と取得に向けたバックアップ体制、隊員の意識も含めた課題は何なのかを伺います。 以上、2点について答弁を求めます。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 池崎消防長。     〔消防長 池崎利久君 登壇〕 ◎消防長(池崎利久君) 香取議員のご質問の1点目、消防車両の種類、台数とそれを運転・操作する隊員の免許取得状況についてお答えいたします。 消防車両につきましては16台保有してございます。その中で、運転資格が大型免許に該当する車両は化学車1台、中型免許に該当する車両は水槽付消防ポンプ自動車3台と救助工作車1台、準中型免許に該当する車両は消防ポンプ自動車1台と資機材搬送車1台でございます。 免許の取得状況でございますが、大型免許が53名、中型免許が16名、準中型免許が16名でございます。 次に、ご質問の2点目、免許取得助成の現状と取得に向けたバックアップ体制、隊員の意識も含めた課題についてお答えいたします。 消防業務を遂行する上で必要な免許資格等を取得する経費の一部を補助する免許資格等取得補助金交付要綱を平成26年4月1日から施行いたしまして、これまでに大型免許取得者5名に対し、1人7万円の補助を行っている状況でございます。 職員にあっては、免許取得について強い意欲を持って仕事をしておりますので、取得費用の負担軽減等の充実を図りながら努めてまいりますので、ご理解のほどお願い申し上げまして、答弁といたします。 ○議長(笹目雄一君) 香取憲一君。 ◆2番(香取憲一君) 答弁のほうありがとうございました。 何点かちょっと再質問させていただきます。 ただいまいただきました答弁において、全部で中型以上で85名の隊員の皆さんが何かしらで免許を保持されているというふうに理解をいたしました。中で大型のほうが53名ということでございますので、大型免許を取得さえできれば全ての車両をカバーできるというふうな理解でいいとは思うんですけれども、なかなか今、若い隊員の皆さんが免許をまだ持っておらずに、これから取得するという状況があると思います。 私も調べましたところ、大型免許の取得費用、これ平均大体30万から35万円、大型免許を取得するのにかかっている現状となっております。なおかつ、これについては、条例でもありましたように、先ほどの説明でもありましたように、7万円の補助金、補助体制ということでありまして、免許取得においても、休日を利用して自動車学校に通って、約30万から35万の費用のところを7万円のバックアップで取得を目指すという現状を鑑みますと、若い隊員の皆さんでハイサラリーでないにしてもなかなか、これは非常に二の足を踏む現状もあるのかなというふうに認識をしております。 ぜひこのバックアップ体制を、免許取得に対する援助のほうを少しでも手厚くしていただくことは、結果として消防体制のチームの士気高揚につながる。士気の高揚につながるということは、危険の中で安全に消火活動が行われ、結果的に迅速に消防活動ができるということにつながると思いますので、これ財政的な面もあると思います。ぜひ、この場で具体的に細かいことは難しいと思いますが、財政のほうでこれから、今のお話を聞いてこの現状に見解を求めたいと思うんですが、財政部長、いかがでしょうか。 ○議長(笹目雄一君) 金谷企画財政部長。     〔企画財政部長 金谷和一君 登壇〕 ◎企画財政部長(金谷和一君) 香取議員の再質問にお答えをさせていただきます。 先ほど消防長のほうから答弁がありましたとおり、この補助制度の目的に、消防業務を遂行する上で必要な免許資格等の取得経費の一部を補助することにより、「職員の資格取得に対する意欲を促進し、もって円滑な消防業務の推進に資する」としておりますので、今後、財政所管といたしましても、運転免許の区分改正も考慮しまして、所管する部署と協議・調整をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹目雄一君) 香取憲一君。 ◆2番(香取憲一君) 何分、税金、公費に係る助成でありますので、厳しい財政の中で大変だと思いますが、ぜひ小美玉市の安心・安全のために、消防隊員の皆さん、若い隊員の皆さんのために、少しでも援助の充実が図れますようにご配慮いただければと思います。 結びになりますけれども、冒頭にも述べさせていただきましたが、今の小美玉市を取り巻く現状は非常に厳しいものと認識しています。ワクチン接種を滞りなく整々と進め完了させ、疲弊した市内の経済、雇用の現状に救済の手を差し伸べ、不祥事案については綱紀粛正をもって失った信頼を取り戻す、ピンチをチャンスに変え、一丸となって難局を乗り越えるには、市役所職員の皆さんの各部署の垣根を越えた大きな意識改革が必要ではないかと感じています。 この本会議場におられる執行部の皆さんに加えて、モニターにて議場をご覧になっている本庁、各支所の皆さん、どうか入庁したときの、服務の宣誓をしたときのあの心意気を思い出して一致団結してこの難局を乗り越え、改めて市民の皆さんの負託に応えていこうではありませんか。我々議員も共に知恵を出し、汗をかいて、さらなるダイヤモンドの輝きを目指すことをお誓い申し上げ、私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(笹目雄一君) 以上で香取憲一君の質問を終わります。--------------------------------------- △島田清一郎君 ○議長(笹目雄一君) 続いて、次の通告者の発言を許します。 島田清一郎君。     〔4番 島田清一郎君 登壇〕 ◆4番(島田清一郎君) 議席番号4番、島田清一郎です。 通告に従い一般質問を行います。 質問事項1番、コロナウイルス感染予防対策について。 6月7日から、医療従事者に続いて高齢者の予防接種が開始されましたが、希望する全ての市民に予防接種が完了するまでには、まだまだ時間がかかると思います。沖縄県では、小学校にクラスターが発生して休校を余儀なくされたようです。小学校、中学校、事業所など多数の人が集まる場所では、お互いに接触時間が長いため、1人がコロナウイルスに感染するとクラスター化してしまうようです。 最近は、予防接種が始まったことにより、コロナウイルス感染症に対する恐怖心が緩慢になり、自粛がおろそかになっていることに加えて、都市の一部だけだった感染経路が我々の生活範囲の近いところにまで来ているようです。再度、予防対策について注意喚起する必要があると考えます。予防注射が間に合わなければ体温測定を徹底して、PCR検査を活用して早い時期に感染者を隔離して、クラスター化を防ぐことが重要だと思います。行政でもいろいろな対策を講じていると思いますが、その状況についてお伺いいたします。 本日は、コロナウイルスの質問は私で3人目ですので、重なる部分は割愛しても結構ですので、答弁をお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 鈴木保健衛生部長。     〔保健衛生部長 鈴木定男君 登壇〕 ◎保健衛生部長(鈴木定男君) 島田議員のご質問、コロナウイルス対策についてお答えいたします。 小・中学等、多くの人が集まる施設でのPCR検査を活用した予防措置でございますが、現在のPCR検査の検査対象者は、発熱や風邪症状が数日続く場合や身近に陽性者がいるときなど、感染が疑われる場合に、管轄する保健所または医師が実施の有無を判断し、必要と認めた場合に検査を実施しているところでございます。 PCR検査につきましては、現在では最も精度が高い検査でございます。ただ、PCR検査は1回のみの検査で、そのときの陽性か陰性かが分かるだけでありまして、継続的に週1回とかやっていかなければ分からないということがございまして、なかなか、実施する時間とか経費とかも考えますとちょっと難しいところでございます。今後、無症状での感染者の増加や市内におきまして感染の拡大等、PCR検査の必要性が高まった場合には、県との連携を図りまして、支援策について検討してまいりたいと思っているところでございます。 それから、感染防止対策には、いつも言っているところですけれども、厚生労働省の掲げた3密を避けていただいて、小まめな手洗い、マスク着用、不要不急の外出自粛等に心がけることを啓発してまいりたいと思っております。また、感染予防のため次亜塩素酸水の配布も実施しておりまして、今後ともご利用を推進してまいりたいと思っているところでございます。 今後につきましては、さらなる保健所との連携を図り感染防止に努めてまいりたいと思いますので、ご理解とご指導のほどよろしくお願い申し上げまして、答弁とさせていただきたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 島田清一郎君。 ◆4番(島田清一郎君) 答弁ありがとうございました。 急ピッチな予防接種で忙しいとは思いますが、予防接種が完了するまでもう少しの辛抱ですので、感染拡大防止について徹底した対策をお願いいたします。この件に関しましてはこれで終わりにします。 続いて、質問事項の2、災害体制の整備についてお伺いいたします。 最近、首都直下型地震、台風の直撃、集中豪雨、竜巻の発生等、私たちの生活に甚大な被害を与える自然災害の発生が懸念されます。災害対策基本法の中では、災害発生後の3日間は自助、共助、協働の対策を各地域が自らの力で行い、その後は、国をはじめとする行政が対策することになっています。この自助、共助、協働の部分の備えを万全にするために、以下3点についてお伺いいたします。 (1)地震が発生した後の火災の発生、台風の後の洪水の発生、地震の後の原子炉破損による放射能汚染など、2次的あるいは複合で発生が予想される災害についての対応の検討はされているかについてお伺いいたします。 (2)災害が発生したとき、また、2次あるいは複合災害が発生したとき、危機的な状況の中で臨機応変に対策の指示をするため、日頃より知識を習得し訓練している防災士の存在が必要と思います。将来、防災リーダーとして活躍が期待できる人物が県が行う防災士資格認定を受けるためには、多額の費用負担が必要になります。積極的に防災士を育成するため、この経費の一部を助成することについてお伺いいたします。この助成については、近隣の市町村、かすみがうら市で、私が調査したところでありますが、もう既に実施しているところがあります。 (3)小美玉市防災計画の中では自主防災組織の整備について記載されています。災害発生時の自助、共助、協働の初期対応、さらに、避難所の運営をするためには、地域の住民により結成された自主防災組織が設立されていることが重要です。組織的には行政区となると思いますが、日頃より区民と接している区長さんを中心として防災組織として役割分担をして、日頃より防災意識を高めて訓練しておくことが、いざ災害が発生したときに円滑かつ安全に行動できると思います。 隣の石岡市では、設立事業、運営事業、資機材等整備事業として、予算の範囲内で補助金を交付しています。小美玉市の自主防災組織の整備についてどのような状況なのかお伺いいたします。答弁をお願いいたします。 ○議長(笹目雄一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 石井危機管理監。     〔危機管理監 石井光一君 登壇〕 ◎危機管理監(石井光一君) 島田議員のご質問、防災体制の整備についてお答えいたします。 1点目、2次災害を想定した対応の検討はされているかについてでございますが、本市における地震や台風等の予防対策や応急対策、復旧等の根幹の計画であります小美玉市地域防災計画に、2次災害や複合災害についても想定しているところでございます。 2次災害に関しましては、先ほど議員がおっしゃっていましたとおり、地震災害における電気機器を原因とする火災の想定や、風水害時の土砂災害または感染症対策、浸水等による有害物質の漏えいなどを想定し対応することとなっております。 複合災害に関しましては、現在感染が続いているコロナ禍での避難や、地震と原子力災害などが同時に発生した複合災害が考えられますが、様々な災害に対応できるように準備を行ってまいります。 2点目、防災士の育成についてでございますが、防災意識が高く、知識と技能を習得された防災士の皆様がそれぞれの地域において活躍することで地域防災力が高まり、災害による被害を最小限に食い止めることができるものと考えております。 一例といたしまして、羽鳥地区においては、防災士の皆さんにより羽鳥地区防災士会を組織・結成されておられまして、地域の防災訓練や、防災機器の点検などの活動を積極的に行っていると聞き及んでおります。このような防災士をリーダーとした自主的な活動が市内全域に広がっていくことによって、市全体の防災力の向上につながっていくものと考えております。 今後も活動が期待される防災士を増やすためには、資格取得の費用の一部を助成するなど関心を持ってもらい、取得の動機づけを行うことも一つの手段であると思われますので、事業実現に向けての準備を行ってまいりたいと考えております。 3点目、自主防災組織の整備についてでございますが、現在、一部の地区コミュニティ組織に自主防災組織の役割を担っていただいているところでございます。昨年度は、コロナ禍の影響で地区コミュニティ活動が中止や縮小され、防災訓練や防災ブースによる啓発を行うことができませんでしたが、啓発品の配布など、可能な範囲で支援を行ったところでございます。 自主防災組織の支援、補助等につきましては、現在、啓発品の提供や煙体験ハウスの設置費用などを市の負担で行っておりますが、組織の運営費や備蓄品、消耗品の購入など、自主的な防災活動には経費が必要であることは承知してございますので、一定の補助を行うことも有効であると思われますので、事業化に向けて準備を行ってまいりたいと存じます。 以上、防災体制の整備に対する答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 島田清一郎君。 ◆4番(島田清一郎君) 1つ再質問をさせていただきます。 これまでに小美玉市で立ち上がっている防災組織の数についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹目雄一君) 石井危機管理監。     〔危機管理監 石井光一君 登壇〕 ◎危機管理監(石井光一君) 再質問でございます先ほどの防災組織の数ということでございますが、直近の資料がちょっと手元にございませんので、過去3年くらい前の資料となってしまいますが、その段階で約40組織がございました。それは、行政区単位のものもございましたし、いわゆる小学校区の大きなコミュニティというような形のものも含まれての数でございます。実際、行政区をエリアとして考えますと、カバーしている行政区のエリアでは、約80%ぐらいの面積を確保しているのが現状でございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(笹目雄一君) 島田清一郎君。 ◆4番(島田清一郎君) 前向きな答弁ありがとうございました。 防災士につきましてはこれから補助に対して動機づけを行っていく、また、防災組織については一部助成を検討していくということで、よろしくお願いしたいと思います。 ここ50年の間で、北海道、東北、近畿、九州、新潟沖をはじめとする日本海側で地震が起きています。関東地方では、1923年の関東大震災以来99年になりますが、大きな地震が発生しておりません。また、地球温暖化による異常気象により、自然災害の激しさが増大しています。危機管理をしっかり行い、市民の安全・安心な生活を確保していただくよう要望し、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹目雄一君) 以上で島田清一郎君の質問を終わります。---------------------------------------追加議案上程、提案理由の説明 ○議長(笹目雄一君) 日程第2、議案第67号 工事請負契約の変更契約の締結について議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。 島田市長。     〔市長 島田穣一君 登壇〕 ◎市長(島田穣一君) ご苦労さまでございます。 それでは、日程第2で上程いたします追加議案についてご説明申し上げます。 議案第67号 工事請負契約の変更契約の締結についてでございますが、小美玉市立小川北義務教育学校校舎建設工事において防音工事等を追加することに伴い、請負契約金額を増額変更するため、地方自治法及び市条例の規定に基づき提出するものであります。 以上が追加上程いたしました議案の概要でございます。ご審議の上、議決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(笹目雄一君) 以上で提案理由の説明を終わります。 ただいま提案されました議案の質疑通告は明日6月10日の午前9時まで、討論通告は6月18日の午前9時までといたしますので、発言される場合は通告されるようお願いします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(笹目雄一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次会は明日6月10日午前10時から本会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後1時55分散会...